こんにちは。
スタッフの清水です。
本年もよろしくお願いいたします。
わたしの地元には結構、建築家の建物があります。
一番多いのは安藤忠雄さんの建物ですが、小さい頃からずっと眺めていたものは
丹下健三さんの建物で、戦没学徒記念碑というものです。
小学生の頃は「あそこは幽霊がでる」と慰霊碑であることを知らず、怖い場所と認識していました。
就職して間もなく、建築雑誌にこの戦没学徒記念碑が掲載されていて
丹下健三氏の設計であることを知り、帰省した折にはじめて現地を訪れました。
実際、ほんとうに怖い場所でした。
資料館も併設されていましたが、人の姿はなく、ガラスは割れ、中の資料もまばらで、廃墟と化していました。
じっくり観たい、けど怖い。
地下には一人で行けず家族についてきてもらい、ようやく全館を観れました。
どこの部屋だったか、高くガラスブロックの天窓があり、おおっと感動したのを覚えています。
コルビュジェのラトゥーレット修道院のようだと感じました。
そんな怖いけどすてきな建物は、老朽化のために何年か前に改装され、内部は少し様変わりしています。
きれいになっていいことですが、少し残念にも思いました。
一度取り壊すともう元には戻りません。
怖かったけどすてきだった空間には、もう行けません。
大切なものは、失くさないように、ずっとずっと、大切にしないといけないのだと思います。
皆さんがこれから建てるお家が、ずっとずっと大切に住み継がれていきますように。
ダイシンビルドも頑張ります。
週末また寒波やってきますのでご自愛ください。
では、皆さん明日も健やかに!
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