まず焼杉の作り方。
4mの杉板を3枚、三角形に組み立てます。と、簡単に言いましたが、恐らく杉板は結構な重量な上に、この組み方が後の焼く作業を左右する重要な工程になるのだそう。組み立てが終わると、いよいよ着火。三角形の内側に火をつけて、しばらく燃やしたあと、立てかけます。すると、まるで杉が煙突のように煙、炎が出ます!満遍なく杉が焼けるように微調整を加え、およそ2.3分で完成。もっと焼くのに時間がかかるものだと思っていましたが、それだと「焼け杉」になるんですって😂でも、この絶妙な焼き加減が難しそう。
こうして1枚1枚本当に手作りで製作して頂いていることがわかりました。これから焼杉でお家づくりをしようと思う人にも勿論、もう焼杉のお家に住んでいる、というお施主様にも伝わるといいなと思いました。
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森岡日菜子
古い建物が好きです。長い間手入れされてツヤツヤな床や、そこでの人の暮らしぶり、大きく育った緑が家を覆うような姿に魅力を感じます。 これから建てる新しいお家が、時間が経って古くなるほど、魅力が増して愛着が溢れるような、そんな家作りのお手伝いができればいいなと思っています。 好きなジブリ映画は「耳をすませば」、 好きな場所は鴨川の上の方、 最近、スパイスカレーにはまっています。
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