2024年 12月 の投稿一覧

京田辺の現場 解体が終わりました!

こんにちは、スタッフの森岡です。

先日、春に着工予定の現場の解体工事が完了しました。

この場所は家の裏に山があり、その山土のおかげなのか、庭木がとっても元気。

既存の庭もなるべく残すように計画しています。

「どこからか種が飛んできたシマトネリコの木が勝手に育つんです」と、お施主さんはやや困り気味でした。(笑)

シマトネリコは外来種なので、場合によっては少し困りもの扱いをされることがありますね。

ここで、庭づくりについてもう一度考えました。

私たちは庭木を選ぶ際になるべくその土地で育つ「自生種」を取り入れています。

自生種の良いところは、その土地の気候風土にあった生き物なので、比較的お手入れが簡単でぐんぐん育ちます。

また、「苗木」を植えることも大切にしています。

マンションなどは見栄えがいいので成長した大きな木を竣工時に植えるそうです。

苗木も最初は小さいですが何年かすると大きく育ちます。

時間をかけて自分の庭の木になっていく様子をみるのも庭づくりの大きな楽しみです。

また庭木の植え方として、南側の大きな窓の近くには「落葉樹」を植えましょう。

夏は緑が生い茂り、直射日光が室内に入るのを防いでくれます。

また冬には葉を落とし、太陽の日を室内に取り込みます。

庭づくりは家づくりと大きくつながっているという風に私たちは考えています。

最近は庭が楽しくて、畑をする方や、あとから木を追加したいというお施主さんもいます。

工事の中でお客さんと芝生を一緒に植えたり、木塀づくりをしたりする取り組みもしています。

家づくりをするなら庭づくりも十分楽しんでほしいってことを伝えたいです。

この物件はまだ更地なので気が早すぎ!と言われてしまいそうですね。。

地盤調査も終わり年明けには地鎮祭、基礎着工と進めていきますよ!

さて、今年もみなさま大変お世話になりました。

インフルエンザも流行っています。ご自愛いただき良い年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

吹抜けのメリット

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こんにちは。設計の酒井です。

今回は、大きな吹抜けを取り入れることで得られるメリットについてご紹介します。
吹抜けは、高断熱高気密住宅の中で注目されるデザイン要素の一つです。
限られた床面積を活かしながら、居住空間をより開放的で快適にするために採用することが多いです。
そのメリットを下記にピックアップしました。

1. 床面積が小さくても広く感じる
吹抜けを取り入れることで、実際の床面積以上の広がりを感じられる空間が生まれます。
天井が高くなることで、タテに視線が広がり、圧迫感が軽減されるためです。
たとえ家がコンパクトであっても、吹き抜けのあるリビングやダイニングは、心地よい開放感を提供してくれます。
また、窓を吹抜けに設置すれば、外からの光を取り込みやすくなり、上から降り注ぐように1階に光を落とすことができます。

2. 家全体の温度が均一化しやすい
吹抜けは、家の中で空気が流れやすくなるという特徴もあります。上下階をつなぐことで、エアコンや暖房器具による空調が効率的になり、家全体の温度が均一に保たれやすくなります。
とは言え物理的に暖気は上に上がり、冷気は下に落ちます。そこで吹抜け付近にサーキュレーターなどを設置することで、暖かい空気を冬場には下に、夏場には冷気を上に循環させることが可能です。
快適な室内環境を保ちながら、エネルギー効率を高める点でも吹抜けは優れています。

3. 視線の抜けが楽しい
吹抜け空間は、単なる高さのある空間以上の魅力を持っています。その一つが「視線の抜け」を楽しめる点です。リビングから2階の廊下や窓の外の景色が見えることで、空間全体がつながり、家族の気配を感じられる設計になります。自宅では吹抜けにある梁の上から、猫によく見下ろされています。吹抜けがあることで、家の中に立体的な視点を取り入れ、日常生活に変化をもたらします。

まとめ
吹抜けは、開放感、快適性、楽しさを兼ね備えた魅力的な要素です。
床面積が小さい家でも広々と感じさせ、温度管理や視線の広がりといったメリットをもたらします。
吹抜けを設ける際には、窓の位置や空調計画、家具の配置などを考慮することで、
その魅力を最大限に引き出すことができます。
ぜひ住まいづくりの参考にしてみてください!