皆様、良いお年を

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

このところ、大阪では新建新聞社の雑誌「だん」の取材、東京ではエコハウス大賞の授賞式(リノベーション部門・優秀賞をいただきました。ありがとうございます!)、そして京都では同じ住宅にて韓国MBCテレビの取材を受けるなど、ありがたい出来事が続いていました。

一生のうちに、これほどおめでたいことが重なることは、そう何度もあることではないと思います。
これもひとえに、快くご理解・ご協力くださったオーナー様のおかげです。また、現場で力を尽くしてくださった職人の皆様、そして日々頑張ってくれている当社の若いスタッフたちにも、心より感謝しています。本当にありがとうございます。

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韓国MBCの方々とお話しする中で印象的だったのは、韓国でも「古い住宅をどう残していくか」「その良さを保ちながら、いかに現代の住み心地に引き上げるか」という、いわゆるストック住宅への問題意識が高まっているというお話でした。一方で、「断熱・気密」という考え方はまだ一般的ではないそうです。

「暖房はどうしているのですか?」と伺うと、即答で「床暖房です」とのこと。
さすがオンドルの国だな、と感じました。

そんなこんなで慌ただしく過ごしているうちに、気がつけば12月も後半。まもなく年が明けようとしています。

本年中は大変お世話になりました。
来年もどうか、ダイシンビルドをよろしくお願いいたします。

佐藤

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佐藤隆幸

佐藤隆幸

美大で油絵を学んで、手伝いのつもりで入った設計事務所の先生が茶道の名人。茶室の真髄を目の当たりにして(驚愕して!)そのまま建築設計の道へ。 モネもフェルメールも等伯も、バウハウスも現代建築家の諸作品も、僕にとっては同じ地平にあります。 住宅建築で大切なことは、調和とバランス。内と外の関係性。日常と非日常をゆるやかに結びつけるための調和であり、私たちの暮らしが豊かなものになるために関係性をデザインすることは、とても重要なことなのです。 玄関へ向かう路地は、日常から非日常へ移行するハレの空間。リビングから見える緑や眺望は、何ものにも代えがたい生活の宝物です。 住宅設計に携わって30年余り。大分から大阪へやって参りました。休日に京都の古寺を歩くのが楽しみで、クラシックの古いレコードも楽しみのひとつ。根っからの活字人間なので 谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」がmilestoneです。
佐藤隆幸

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