こんにちは。スタッフの酒井です。
昨年から進めていた京町家のリノベーションが無事に完成しました!

新築とは違い、既存の建物の痛み具合や、連棟であることによる制約、高さ制限など、さまざまな条件があります。
しかし、そうした制約こそが、唯一無二の「面白い空間」を生み出してくれます。
今回は建物の用途が簡易宿所で、内部に特別感を演出しました。
エントランスを入ると、ダークグレーの壁と大和天井、そして不思議な印象のペンダント照明を吊り、モダンかつ歴史を感じる幽玄な雰囲気にデザインしました。

また今回のリノベーションでは、町家の特徴を最大限に活かすことを大切にしました。
たとえば、長い年月を経て味わいを増した梁や、職人の手仕事が美しい壁や天井は、あえて見せるデザインにしています。

古いものの魅力を引き出しながら、現代の暮らしに心地よく馴染む空間へと再生させました。
京町家は一軒ごとに個性があり、リノベーションの可能性も無限です。
もしご興味がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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酒井敬洋
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