こんにちは、スタッフの森岡です。
京都市中京区の店舗がついに完成しました。
無事にオープンを迎え、お店も盛況とのことで、嬉しい限りです。
パリに本店を構えるブティック「ANATOMICA」さん。
店舗と住宅では建物に対する考え方も異なります。
デザインイメージをどう形にするか、「町家」という不安定なベースを相手に、足したり引いたり、あとは治したりしながら職人さんたちと作り上げました。
潰して新しいものを建てる。おかしなことではないと思いますが、自分が作ったものがそんな風にされたらやっぱり悲しい気がします。
この町家は残していく価値がありました。デザイナーさんともできるだけ元の建物を生かすということを大切にしていました。
この町家を建てた当時の人は後世、まさかこんな形でまた人々に使ってもらえるなんて思ってもいないはずです。
だから、既存の建物に手を加える手法を考えることと、あとは自分が作ったものもいつか別の人が残したいと思ってもらえるように、デザインしたいと思いました。
ANATOMICA 京都店
皆さんもぜひ足を運んでみてください。
(私もジーンズ買っちゃいました。)
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森岡日菜子
古い建物が好きです。長い間手入れされてツヤツヤな床や、そこでの人の暮らしぶり、大きく育った緑が家を覆うような姿に魅力を感じます。 これから建てる新しいお家が、時間が経って古くなるほど、魅力が増して愛着が溢れるような、そんな家作りのお手伝いができればいいなと思っています。 好きなジブリ映画は「耳をすませば」、 好きな場所は鴨川の上の方、 最近、スパイスカレーにはまっています。
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